アメックスプラチナカードが国内でもメタルカードを発行 – 取得方法も招待制のみから変更
アメリカン・エキスプレスのプラチナ・カードが刷新。メタルカードの採用に加え、取得についても門戸が広がります。
2018年10月からの主な変更点について紹介します。
メタル製カードの採用
米国においては、2017年より採用されていたメタル製カード(金属製カード)が日本でも採用されます。
国内における発行は2018年10月15日(月曜)から開始されます。
プラチナカードでは、カード会員以外に、家族カードとして4枚まで無料発行ができますが、メタルカードは本会員1枚のみが対象です。
グローバルレベルで見ても、日本市場で金属製カードが採用されたのはかなり早いと感じます。
年会費が他国と比較して高いということもあるかと思いますが、国内発行のプラチナカードは特典が多く付帯しているのも事実です。市場としてアメックスが重要視しているのかもしれません。
他社ではありますが、ラグジュアリーカードが金属製カードを日本で発行しているので、対抗意識もあるのでしょう。
既存会員におけるメタル製カード発行詳細について
プラチナコンシェルジュデスクに電話にて、既存会員の発行について伺ったところ下記回答がありました。
- 既存プラチナ会員には、切り替えの同意書を順次発送するので、返送が必要。
- チタンカードだと決済が通らないことがある。(故の同意書なのかもしれません)
- 発行には10日ほどかかる。
コスト面もあるかと思いますが、金属製カードだと決済が通らない可能性があるので、二枚持ちができる本会員のみが対象になっていると考えることもできそうです。
プラチナカードの入会・取得について
今までは、主にゴールドカードやグリーンカードからのアップグレードが公式な入会・取得方法として紹介されていましたが、今回の刷新で下記の入会方法も追加されました。
- 既存会員からの紹介
- パートナー経由入会
- 対面営業
- 専門の問合せ窓口
以前にも、上記での入会は一部なされていたとは思いますが、公式にアナウンスされました。
個人的に、米国などでは、既に招待制は廃止されているので、国内でも近いうちに、Webから申し込めるようになるのではと思います。
家族カード/セカンドカードがプラチナ以外が選択可能に
従前は本会員が発行できるもう1枚のセカンドカード及び、4枚まで無料発行できる家族カードはプラチナカード一択でした。
今回の変更により、プラチナカード以外に、グリーンカードとゴールドカードも選択できるようになりました。
接待時や、ご家族によってはプラチナを持ちたくない(見せたくない)方もいらっしゃると思うので、良いアップデートだと思います。
メンバーシップリワードが100円で3ポイントに
通常は100円で1ポイントが貯まるメンバーシップリワードポイントですが、オンラインストアや日本円以外の利用でポイントが3倍になります。
100円で3ポイント。ANAマイルに交換すれば3マイルになるのでかなり良いアップデートだと思います。
(その他の航空会社では1.25ポイントで1マイルなので、100円=3ポイント=2.4マイルになります。)
※マイルへの最小移行ポイントは1,000ポイントないし、1,250ポイントになります。
エアポートラウンジが拡大
今回の刷新に伴い、対応ラウンジが拡大される模様。
ハイグレードなクレジットカードでは、プライオリティパスが付帯してくることが多いと思います。
一方、アメックスのプラチナカードでは、アメックス独自ラウンジやその他のラウンジサービスも付帯してくるので利用できる空港ラウンジが多岐に渡ります。
- センチュリオン・ラウンジ
- インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ
- プライオリティ・パス
- デルタ・スカイクラブ
- エスケープ・ラウンジUS
- エアスペース
- プラザ・プラミアム・エアポート・ラウンジ
プラチナカード公式HP:https://www.americanexpress.com/jp/benefits/product/rcp-platinum/platinum-overview.html
いわゆる「チタンカード」が採用されるようになったのは、個人的には嬉しい内容です。
その他にも変更点があるようなので、順次紹介していきたいと思います。