• 2018.01.07

金融機関出身者オススメの仮想通貨取引所・販売所【ビットフライヤー・コインチェック】

価格の乱高下から、投機的な要素が強いと言われる仮想通貨。

投資家保護の観点から、急速に法整備が進められており、今後はさらなる取引の拡大が予想されています。

これから仮想通貨の売買を行いたい方向けに、メガバンクや証券会社で業務を行ってきた視点から、オススメの仮想通貨取引所・販売所を紹介します。

仮想通貨の取引所と販売所の違いについても説明しています。

仮想通貨取引所・販売所とは

1,000から2,000種類存在すると呼ばれる仮想通貨。仮想通貨を一躍有名にしたビットコインを始め、多くの通貨が取引されています。

それらの仮想通貨を売ったり買ったりできるのが仮想通貨取引所・販売所です。

『仮想通貨取引所・販売所』 = 『仮想通貨が売買できるサービスを提供している会社』 ということになります。

仮想通貨の取引を行うためには、売買サービスを提供する会社(取引所・販売所)にてアカウント(口座)を開設する必要があります。

おすすめの仮想通貨取引所・販売所

今回オススメする取引所は、下記の要素を総合的に勘案して紹介しています。今後も随時更新していく予定です。

  1. サービスの内容手数料やセキュリティ、取り扱い仮想通貨数など取引所・販売所としての機能。
  2. サービス歴取引所・販売所のサービスを長く提供できているという安心性。
  3. スマホ対応:パソコンだけではなく、スマホからもアプリなどを通じてどこでも取引できる利便性。
  4. 株主構成:著名な会社が資本参加することにより、期待できる経営の安定性。

また、ビットフライヤーとコインチェック両社ともに、審査が厳しいと言われるテレビCMを放映できている点も評価できると思います。

ビットフライヤー(bitFlyer)

成海璃子さんのテレビCMでも話題のbitflyer。運営は株式会社bitFlyerにより行われています。

2014年の1月に設立された古参の仮想通貨取引所・販売所です。本社は、東京都港区にあるミッドタウン・タワー。

主な株主として、三菱UFJキャピタルやみずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、第一生命保険、三井住友海上キャピタル、電通イノベーションパートナーズ、インキュベイトファンドなどが挙げられます。

bitFlyerは、金融庁による仮想通貨交換業者として登録されています。また、米国での取引所ライセンスも取得し海外展開を積極的に行っています。

公式サイト(詳細・アカウント開設):ビットフライヤー

コインチェック(Coincheck)

出川哲郎さんが出演するTVコマーシャルでも人気のCoincheck。運営はコインチェック株式会社により行われています。

前身であるレジュプレス株式会社は2012年に設立。2014年8月にビットコインの取引サービスを開始しています。

主な株主として、数々のIT企業への投資経験を有し、ビットフライヤーにも出資しているインキュベイトファンドや、米国カリフォルニア州のシリコンバレーにも拠点を有するWiLなどが挙げられます。

Coincheckは、取引できる通貨が多いことに定評があります。金融庁により仮想通貨交換業者登録には現在申請中で、最終調整中とのこと。

公式サイト(詳細・アカウント開設):コインチェック

取り扱い仮想通貨の比較

それぞれの取引所・販売所における、売買可能な仮想通貨は下記の表をご覧ください。今後も取り扱い通貨は追加されていくものと思われます。

取引したい銘柄がコインチェックにしかない場合にはコインチェック一択だと思います。

しかしながら、預金口座の銀行を分けるのと同じように、リスクヘッジの観点から、複数の取引所・販売所で取引を行うもの良いのではないでしょうか。

なお、手数料は発生しますが、ビットフライヤーからコインチェックなど運営会社を超えての送金が可能です。

※2018年1月7日時点

仮想通貨名 ビットフライヤー コインチェック
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
イーサリアム・クラシック(ETC)
ライトコイン(LTC)
ビットコイン・キャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA) ×
リスク(LSK) ×
ファクトム(FCT) ×
モネロ(XMR) ×
オーガー(REP) ×
リップル(XRP) ×
ジーキャッシュ(ZEC) ×
ネム(XEM) ×
ダッシュ(DASH) ×


coincheck

売買手数料(スプレッド)の比較

ビットフライヤーとコインチェックにおいては、ビットコインか、それ以外の仮想通貨(アルトコインと呼ばれる)により、手数料が異なります。

その理由は、取引の形態が大きく2つ存在するためです。

取引所と販売所の違い。スプレッドとは。

1、一般的な株の取引のように取引所を通じ、不特定多数の一般投資家と仮想通貨の売買を行う。→これを取引所取引と呼びます。

2、例えば、コインチェック社などの業者を相手方に仮想通貨の売買を行う。→これを販売所取引と呼びます。

そして、販売所取引においては、スプレッドが存在します。

スプレッドとは、海外旅行に行く際に、銀行や両替所で、日本円からUSドルに両替するレートと、USドルから日本円に両替するレートが違うのと同じイメージです。

特定の仮想通貨が、取引所取引ができるのか、販売所取引ができるのかは、取引所・販売所により異なります。

一般的に、ビットフライヤーやコインチェック等、国内に拠点を置く会社の方が、海外(特にアジア)に拠点を置く会社よりも、スプレッドは広くなっています。

ビットコインの場合

取引所と販売所どちらでも取引可能。

<ビットフライヤーのビットコイン取引所手数料は下記の通り。>

取引金額に応じて、0.01%~0.15%の手数料が発生します。

<コインチェックのビットコイン取引所手数料は下記の通り。>

現在、手数料無料キャンペーン中です。

※2018年1月7日時点

なお、ビットコイン販売所にて取引を行う場合は、仮想通貨を買うレートと売るレートの差である、スプレッドが存在します。

下記の表が、ビットコインのスプレッドをまとめた表になります。

全ての計測において、ビットフライヤーの方がスプレッドが狭くなっていました。

※価格の乱高下の度合い(ボラティリティ)等により、スプレッドが変化します。

ビットコイン以外(アルトコイン)の場合

販売所でしか取引できないため、仮想通貨を買うレートと売るレートの差である、スプレッドが存在。

下記の表が、アルトコインのスプレッドをまとめた表になります。(サンプルで4通貨を抽出)

イーサリアム・クラシックとビットコイン・キャッシュについては、ビットフライヤーの方がスプレッドは狭く、
イーサリアムとライトコインについては、コインチェックの方がスプレッドが狭くなっていました。

※価格の乱高下の度合い(ボラティリティ)等により、スプレッドが変化します。


bitFlyer

入金・出金手数料の比較

金額は大きくないものの、継続して取引していると気になるのが、入出金の手数料です。

入金手数料

銀行振込による入金手数料は双方とも無料ですが。それぞれ振込手数料が必要になります。

なお、振込先銀行は下記になるため、振込手数料が低い銀行からの入金をお勧めします。

ビットフライヤー 三井住友銀行または、住信SBIネット銀行
コインチェック りそな銀行または、住信SBIネット銀行

また、24時間リアルタイムで入金可能な、クイック入金やコンビニの入金手数料は下記の通りです。
現時点では圧倒的に、ビットフライヤーが好条件です。

ビットフライヤー 324円(税込)
コインチェック 3万円未満:756円
3万円以上50万円未満:1,000円
50万円以上:入金金額×0.108%+486円

出金手数料

ビットフライヤーの出金手数料は下記の通り。

出金額が3万円未満 出金額が3万円以上
三井住友銀行 216円(税込) 432円(税込)
三井住友銀行以外 540円(税込) 756円(税込)

コインチェックの出金手数料は下記の通り。
振込先銀行や金額に関係なく一律の金額になります。

一律
銀行に関係なく 400円

ビットフライヤーとコインチェックの詳細や申し込みはここから

bitflyerとCoincheckの詳細やアカウント開設の申し込みは下記リンクから可能です。

bitflyerに登録する:ビットフライヤー公式サイト

Coincheckに登録する:コインチェック公式サイト

ビットコインを始めるならbitFlyer


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